1999.4.30-5.2  福島駅西口空地特設テント(福島県福島市)

作・演出  大信ペリカン
出  演  盛新太郎 鈴木加奈子
       中川源和 高橋美智子
       菅野真由美 大信ペリカン

あらすじ


 鳥王青春群像劇の第3弾。古びたライブハウスが舞台。近々取り壊しが決定したそこは、引越しとファイナル・イベントの準備で忙しい。ファイナル・イベントとして行われるライブは、そこのなじみのバンドの結婚パーティーも兼ねている。偶然そのライブハウスに一人の男が訪れた。彼は彼の親の葬式に出席する為帰郷してきたのだが、かつて親とよく通った喫茶店がライブハウスに改装されていたのに気付き、何気なくその店に足を踏み入れたのであった。
 店では、店主の鹿野とアルバイトの典子が引越しの準備を行うが、片付ける側から鹿野にレコードを借りに来たDJの光世が散らかすので一向に片付かない。そんな中、花嫁の鈴恵が姿を消した。
 しばらくして鈴恵は戻ってくるのだが、戻ってきた鈴恵は突然、ライブハウスの片付けと結婚パーティーの準備を行う彼らに対して「結婚はしない」と宣言する。驚く周囲をまるで無視するかのように鈴恵は結婚をせずに二人の愛を貫くという持論で花婿を説得。一転「結婚パーティー」は「結婚しないパーティー」に。
 そしてそれを眺める、何気なくその店を訪れた男。新しい家族の誕生を、家族をなくした男が見守る。
 
90年代最後の年に、90’サブカルチャーを再認識するつもりで描かれた意欲作。鳥王初のハッピーエンドとしても話題を読んだ作品。