満塁鳥王一座第19回公演 「女中たちのボレロ」


作・演出:大信ペリカン

   作:ジャン・ジュネ「女中たち」より

   演:七海良郎、平林里美、加藤裕美(捨組)、宍戸美佳子、神永真紀(演劇集団嘘憑堂)




 奥様の部屋、旦那様は不在、戯れる女中たち・・・。

 ジャン・ジュネの「女中たち」はゴッコ遊びを繰り返す二人の女中―ソランジュとクレール―が警察に拘留されていた旦那様と対面することなく幕を閉じる。旦那様が拘留されたのは彼女たちが嘘の密告の手紙をでっちあげたからで、思惑では監獄行きになるはずだった旦那様は保釈されて、今にもそこへ帰って来るというのに。そう、彼女たちは自らの手でその芝居の幕を下ろした。一人の女中の死というラストシーンを用意して。

 ジュネは、旦那様に奥様あての電話をかけさせることによって保釈の事実を伝えた(奥様も留守だったため、この事実は女中たちが聞くことになる)。これによって女中たちは先に述べたラストシーンへと導かれるのだが、もしこの電話がなかったらどうなるか?旦那様がいきなり奥様の部屋を開けたらどうなるだろう?

 本作はこのインスピレーションから生まれることになった。そのとき、ドアからひょっこり覗かせた旦那様の顔が、古代ギリシャの叙事詩の男と重なりあった。トロイア戦争に出かけたっきり20年戻らず、戻ってみれば妻へ言い寄る男たちに家を荒らされ、復讐として求婚者たちと求婚者に加担した12人の女中を皆殺しにした、オデュッセウス。おや、ここにも女中がいた。こうして二つの物語に着想を得た「女中たちのボレロ」がその旋律を奏でだしたのだ。


                                     劇団主宰(作・演出) 大信ペリカン




   第19回公演チラシ 表面 [PDF 203KB] / 裏面 [PDF 1050KB]


■公演日程

いわき公演 主催:いわき芸術文化交流館アリオス【いわきアリオス演劇交流プロジェクト】

●日 時

   2月15日(日) 14:00開演

●会 場

   いわき芸術文化交流館アリオス 小劇場 ※周辺地図(Googleマップ)


福島公演

●日 時

   3月1日(日) 15:00/19:00開演
   3月2日(月) 19:00開演

●会 場

   福島市音楽堂 小ホール ※周辺地図(Googleマップ)


仙台公演

●日 時


   3月21日(土) 14:00/19:00開演
   3月22日(日) 14:00開演

●会 場

   白鳥ビル 8F白鳥ホール ※周辺地図(Googleマップ)



■スタッフ

   作・演出:大信ペリカン

   舞台美術:金魚や

   照  明:高橋亜希

   音  響:大信ペリカン/小田島達也

   衣  裳・メイクアップ:佐藤愛美

   宣伝写真:高久美和子

   宣伝美術:A2C

   写真撮影協力:家具のこばやし

   制  作:オフィス・トリキング

   主  催:オフィス・トリキング(福島・仙台公演) いわき芸術文化交流館アリオス(いわき公演)