戯曲を読む会Vol.22を開催します!
「戯曲を読む会」、今月は第3金曜日開催!
戦後小劇場演劇を寄り道しながらゆっくりとたどる「戯曲を読む会」
前回、日本の古典劇である能を取り上げた勢いで今月も少し寄り道の番外編!
世界演劇の古典中の古典、ギリシャ悲劇から「トロイアの女」を読んでみたいと思います。
戯曲を読む会は、みんなで集まって戯曲を読む(聞くだけ参加も大歓迎!)、それだけの会です。
演劇の設計図、「戯曲」は読むと結構面白いです。
でも、一人ではなかなか読みづらい。
だから、みんなで集まって音読したらよくわかるし、
面白くて、楽しくて、いいんじゃないかと思いました。
演劇好きな人はもちろん、ぜんぜん知らない人にこそ
来ていただきたいです。
読む戯曲はエウリピデス『トロイアの女』(b.c.415)
「トロイアの女」は、ギリシャ悲劇の一つでなんと紀元前415年の上演作品。トロイの木馬で有名なトロイア戦争の終結直後、陥落したトロイアの女たちがギリシア兵士側に妾・奴隷として分配されていく様が描かれています。
紀元前、ギリシャとの苛酷な戦争は終わった。
文学座HPより引用
トロイアはスパルタ王メネラウスの軍門に下った。ギリシャ軍の天幕の中には捕虜となった敗軍トロイアの女たちが収容されていた。その中に王妃ヘカベの姿もあった。女たちには奴隷としての運命が待ち受けている。ヘカベの娘カッサンドラ、予言者として評判の高かったカッサンドラも連れ去られて行く。さらに、ヘカベの息子ヘクトルの未亡人アンドラマケとその息子アスティアヌス。幼いアスティアヌスには死が宣告された。夫、息子、娘、そして孫までも・・・。ヘカベの憎しみはヘレネに向けられた。この苛酷な戦いは、ヘレネにその原因があった。メネラウスの后であったへレネは、なんとトロイア王プリアムの息子パリスと駆け落ちしたのである。そして今、のうのうとメネラウスの元に戻ろうとするヘレネ。ヘレネを殺すよう懇願するヘカベ。そこへ孫アスティアヌスの亡骸が・・・。メネラウスはヘレネの要求を拒み、祖国へヘレネを連れ去った。全ての希望を奪い去られたヘカベ。この時、すさまじい音とともに城壁が崩れ落ちた。あとはただ、隷属の日々の待ち受ける敵国へ向かうだけであった。
戯曲を読む会 Vol.22「『トロイアの女』(エウリピデス)を読む」
日時:12月15日(金) 19:30-21:30
場所:A T E L I E Rブリコラージュ 福島市置賜町8-30カスタムビル2F
定員:10名程度(要予約)
参加料:1,000円(学生500円)
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